第一章「壬生ノ狼〜沖田総司」四

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新撰組活劇「幕末新撰組絵巻 沖田総司物語」の小説は縦書きをメインとしていますが、横書き版小説も下段に掲載しています

幕末新撰組絵巻 沖田総司物語第一章「壬生ノ狼 沖田総司」:231頁横文字版小説


 先刻まで土砂降りだった雨が上がろうとしている。

しかし、水を吸った道はぬかるみ、滑りやすくなっていた。

沖田総司は八木邸より伸びる道を見渡し
そして感を研ぎすませようと眼を閉じた。


 「・・・自分が帰ってきた島原から北に上るこの道を
        平間が使ったはずはない・・・
  
  ならば東へ、大通りに出て町家の中に・・・
        紛れるつもり・・・か・・・
  
  井上さんたちが追ったのは、おそらく東であろう。
  

  ・・・女連れでいくとすれば・・・
  

  平間が遣い手とて永倉、原田、井上たち三人を相手に
  逃げ切れるはずは・・・ない。」




  ・・・・だが・・・
      
      ・・・しかし・・・
 

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