第一章「刮目」二
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新撰組活劇「幕末新撰組絵巻 沖田総司物語」の小説は縦書きをメインとしていますが、横書き版小説も下段に掲載しています
幕末新撰組絵巻〜沖田総司物語〜第一章「刮目」:220頁横文字版小説
「何処に」 土方歳三の言葉が部屋に響く梅の耳には、土方の何に対しての所在云々かもわからぬ問いかけだったが、それに総司は眼を隣りの部屋に移すことで答えた。その視線の先にあるのは、土方が斬った平山の躯がある部屋である。そして、そこにはもう一体、さきほどまでなかったはずの躯が横たえられていた。それは、総司と同じように濡れていた。 ・・・何を言っているのか・・・返答なく立ち尽くす男に必死にしがみつく女は、男を仰ぐように見た。
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