第一章「刺客」二

「刺客」二
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新撰組活劇「沖田総司絵巻 いつか何処かで」の小説は縦書きをメインとしていますが、横書き版小説も下段に掲載しています

新撰組活劇 沖田総司絵巻 第一章「刺客」:207頁横文字版小説

 
 男は、血糊がまとわりついた刃を拭うこともせず、
右手に隣接する芹沢の部屋、梅のいる部屋に歩を進める。


   バンッ

雨戸を、戸板を蹴り倒す激しい音が鳴り響いた。

  ・・・しくじったかっ・・・男が左手に隣接する部屋に意識を飛ばした。


平間重助は、普段からあまり酒を口にしなかった。いわゆる下戸である。
それが、功を奏したのであろう・・・
いや、彼はすでに角屋の宴より警戒していたのかもしれない。
近藤勇らの態度がいつもと「違う」そう感じとっていた。
何がどうだと言えない、直感が彼にそう警告したのである。

平間の部屋に男たちが忍び込んだ時、平間はすでに鞘より刀を抜き放っていた。
そして、侵入者の刃を交わし、床を共にしていた遊女糸里を連れて逃げたのだ。

雷でも落ちたかと思うほどの、雨戸が蹴り飛ばされる激しい音に

 「な、なにっつ」恐怖のあまりお梅は部屋を出ようと手を障子にかけた
・・・がそれは、一人の男によて開けられた。


 「あ・・・あんさんはっ」

梅の目の前には、平山五郎の血を滴らせた刀を持った男が立っていた。

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新撰組活劇オンライン ネット小説【幕末沖田総司絵巻 いつか何処かで】

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