第一章「帰路〜沖田総司」三

「帰路」三
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新撰組活劇「幕末新撰組絵巻 沖田総司物語」の小説は縦書きをメインとしていますが、横書き版小説も下段に掲載しています

幕末新撰組絵巻〜沖田総司物語〜第一章「帰路」:198頁横文字版小説


 土方と原田の影が遠のき、総司もまた芹沢を背負いながら屯所への道を
歩き始める。

静かだった。

   「・・・ぼんさん ぼんさん

    ・・・何処行くの

    あの山越えて・・お使いに

    わたしもいっしょに 
  
    ・・・連れてって・・おまえが来ると

    ・・・・邪魔になる

    このかんかんぼ〜ず かんぼ〜ず

    後ろの正面・・・だ〜〜〜あれ・・・」


子供たちから教わったわらべ唄・・・鬼遊びの唄。
この京に来て初めて覚えた唄である。
その唄が、ふっ・・・と口から漏れてくる。


そして、鉛色の雲は雨を落としはじめた。
 

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