第一章「沖田総司無明剣〜三段之突き」二

「無明剣」一
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新撰組活劇「沖田総司絵巻 いつか何処かで」の小説は縦書きをメインとしていますが、横書き版小説も下段に掲載しています

新撰組活劇 沖田総司絵巻 第一章「無明剣 沖田総司三段突き」:187頁横文字版小説

 
 芹沢鴨は、右にかわしたはずの自らの喉仏に異物を感じた。

一瞬仰け反ろうとした時、つぎに鳩尾に痛みが走った。

血を噴き出しながら芹沢は崩れ落ちた。


 「・・・今の・・突き・・は・・・・・・」
原田左之助が呆然としながら土方に声をかける。


土方歳三もまた眼を見開いたまま・・・立ちすくんでいた。


 「三本で突いたんだ・・・あいつ・・・
  ・・・ 一本目を誘いとし、
  目に見えぬほどの速さで二本目を繰出し、芹沢の喉を突いた・・・
  
  そして再び突きを繰出し鳩尾を突いた・・・

  ・・・ 一拍の間で・・・だ」


そう、沖田総司の突きは、三本繰出されていた。

三本目の突きは、刃を水平に寝かせることによって肋骨に阻まれることなく
難なく芹沢鴨の急所を貫いたのだ。
 

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