沖田総司も酒を飲む・・・一杯・・・そして二杯と
試衛館にいた連中は酒には強い、そこで育った総司もまた笊である。 二合、三合の酒では酔わない・・・いや、酔えないのだ。
酒は酔うからこそ気持ちがよくなり、 それを旨いと感じて飲むものだと思っていた。
だから酔えない自分は酒を旨いとも思わない・・・
自分から飲むこともない・・・
そんなことを考えながら、 ただ・・・見ていた・・・機嫌良く酒を飲む芹澤鴨を・・・
ただ・・・・うつろな目でぼんやりと眺めていた・・・
そして旨いともおもえぬ酒に口をつけた。
さもあろう
土方、沖田、井上、永倉、原田の酒は すでに水にすり替えられていたのである。 |