第一章「志士」三

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新撰組活劇「沖田総司絵巻 いつか何処かで」の小説は縦書きをメインとしていますが、横書き版小説も下段に掲載しています

新撰組活劇 沖田総司絵巻 第一章「志士」:96頁横文字版小説


その時突然、晋作が咳き込んだ。

それまで不敵な笑いを浮かべていた桂の顔が一瞬曇った。
 「どうだ、体の具合は・・・」

高杉晋作はその言葉に首を振った。

 「ま・・だ・・まだ・・・ですよ・・・
  新しい日本を見るまでは・・・

  桂さん、はやく私に新しい日本を見せてくださいよ」そういってまた咳をした。


吐き出された痰には血糸が混じっていた。


 「ああ、必ずみせてやる」桂小五郎はそう言い切った。



そしてその顔にはさきほどまでの薄ら笑いは消えていた。
 

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