第一章「志士」二

 「志士」二
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新撰組活劇「沖田総司絵巻 いつか何処かで」の小説は縦書きをメインとしていますが、横書き版小説も下段に掲載しています

新撰組活劇 沖田総司絵巻 第一章「志士」:93頁横文字版小説


 「しかし、新撰組はこれから益々手強くなるな、今回の事件は、
  会津は黙っていまい。
  そして、これを機に新撰組は一本になる
  狼の群が一匹の大将の下に団結する

  だがなそう案ずることはない。
  狼とて飼い慣らされればただの犬となる・・・そう思わないか・・・晋作」


晋作と呼ばれた男は黙って頷いた。
そして 一呼吸のちに尋ねた。「しかし、犬にならぬ狼はどうしますか・・・」


 「あの沖田はならないというのか・・・」


晋作と呼ばれた男はもう 一度頷いた。


 「ならば・・・そうだな・・・土佐の以蔵なら、やつに興味をもちそうだな」


 「岡田以蔵・・・あの血に狂った人斬りですか
  狂気には狂気、人斬りには人斬り・・・ですか
  相変わらず、怖い人だ・・・あなたは、桂さん」


桂と呼ばれた男は、
それほどでもないよ・・・と笑った。

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