第一章「焔〜お梅」二

「焔」二
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新撰組活劇「沖田総司絵巻 いつか何処かで」の小説は縦書きをメインとしていますが、横書き版小説も下段に掲載しています

新撰組活劇 沖田総司絵巻 「焔〜お梅」:38頁横文字版小説


 増田五郎、永倉新八の隊に配属されてまだ二月しかたっていなかったが、
その真面目さと素直さを永倉は非常に気に入っていた。

永倉新八自身、まわりからみると生真面目一本やりの男なのである。
おそらく相通じるものがあったのであろう。

隊務がないときなど永倉は、よく五郎を呑みに連れていくのである。

 「よしっ、五郎このあと一杯いくぞっ」

 「はいっ、おともしますっ」そういって増田も喜んでついてくる。

そんな増田の様子がこのところおかしい・・・浮ついている。
何やらボ〜ッしていることが多くなった。

 「五郎どうした・・・さては夢中になる女でもできたか」
永倉が『かま』をかけてみた。


 「あっ、いえ・・・そんな・・・」増田は必死に汗を拭い、目を伏せた。


図星のようである。


 「五郎、女はいいもんだ・・・俺たち男にとっては、必要だからな
  だが、ま、へんな女にはひっかかるなよ」
 

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