第一章「幼い日の夢〜沖田総司」一

「幼い日の夢」一
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新撰組活劇「沖田総司絵巻 いつか何処かで」の小説は縦書きをメインとしていますが、横書き版小説も下段に掲載しています

新撰組活劇 沖田総司絵巻 「幼い日の夢」:13頁横文字版小説


 「総司・・・」  「おい、総司っ」
 「こらっ、宗次郎っ」


 「やだな、土方さん・・私は、改名したんですよ・・・沖田総司に」


 「何言ってやがる、さっきから呼んでたのに返事しなかったのは、
  お前じゃないかっ」


大きな欠伸をしながら総司は、背伸びをした。そして少し目を細めて空をみた。

 「ちょっとね・・・懐かしい夢をみていたんですよ・・・」


 「はっ、夢だと、お前よくこんな時にのんきに昼寝なんかできるな」
さすがの土方もあきれた。

さもあらん、土方歳三にしてみれば、沖田総司のお気楽さが羨ましくも有り、
腹立たしくも思えた。

幕府が募集した浪士隊に加わり、将軍警護という目的のはずが、実は攘夷軍、
つまり幕府に資金だけださせてその実、 幕府に反旗を翻す者をあつめるのが
目的だとわかったとき、試衛館一門は、江戸に帰る浪士隊と決別し、
ここ壬生村に残ることを決心した。
そして、なんとか、会津藩預かりの任をまかされることとなったばかりである。

これからいかにして、会津藩との繋がりを強めていくか・・・・
 

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